レンズが何種類もあるわけ。それは「撮りたい写真によって最適な性能が異なるから」。
わざわざ一眼カメラを手にする方は「コンデジやスマートフォンでは撮れない写真」をイメージされているのではないでしょうか。
基本は「背景のボケ」や「動くお子様を撮ってもぶれない」、「綺麗な風景」あたりでしょうか。ごく標準的な「EF-S18-55/1:3.5-5.6 IS」と比較した撮影結果から目的に合うレンズを見ていきましょう。
EF-S18-55/1:3.5-5.6 IS。このレンズはコンデジやスマホで撮れる写真に近いため、基準用に使ってみます。
◇Canonホームページより引用◇
35mm判換算で29~88mm相当をカバー。コンパクトなボディーにシャッター速度換算で約4段分の手ブレ補正効果を発揮する手ブレ補正機構を内蔵。Lレンズなどと同様のレザートーン塗装処理やホールド性に優れたデザインパターンを採用し、高級感を高めました。描画力と操作性、機動性のバランスのよいコストパフォーマンスに優れた標準ズームレンズです。
EF-S18-55/1:3.5-5.6 ISでの撮影結果
↓ 比較写真 ↓
作例に使用したレンズ:EF50/1:1.8Ⅱ
◇Canonホームページより引用◇
わずか130gという徹底した軽量・コンパクト化と高いコストパフォーマンスで、フットワークよく使える大口径・標準レンズです。リーズナブルな価格で単焦点ならではのボケやファインダーの明るさを実感することができます。5群6枚のオーソドックスなレンズ構成によるシャープかつクセのない自然な描写性能は、良好なカラーバランスと相まって、単焦点レンズの入門用として適しています。
EF-S18-55/1:3.5-5.6 ISでの撮影結果
↓ 比較写真 ↓
作例に使用したレンズ:EF-S10-22/1:3.5-4.5 USM
◇Canonホームページより引用◇
35mm判換算で16〜35mm相当の超広角域をカバー。広い画角と強いパースペクティブを活かして、広大な風景をダイナミックに写し込んだり、被写体に寄って個性豊かなポートレートを撮影したり。人の目では捉えられない写真独自の表現を存分に楽しめます。また、最短撮影距離が0.24mときわめて短いため、花畑で手前の花をクローズアップ撮影しながら、花畑の全景を背景として写し込むという表現も可能です。
EF-S18-55/1:3.5-5.6 ISでの撮影結果
↓ 比較写真 ↓
作例に使用したレンズ:EF50/1:2.5 Macro
◇Canonホームページより引用◇
草花や昆虫などが暮らす小さな世界をクローズアップ。自然の手による造形や色彩の美しさを描写する50mmコンパクトマクロ。単体で0.5倍までの近接撮影が行えます。F2.5と、EFレンズのマクロレンズとして最大の明るさを持っているので、接写時はもちろん一般撮影時も素直なボケ味を活かした表現が可能です。色再現やシャープネスが画面周辺部まで均一なため、学術研究分野での記録用にも活用できます。